美容室が廃業に追い込まれてしまう場合、ほとんどのケースで潰れる前兆があります。
そこで、潰れる兆候を見極めるために経営に失敗してしまう主な原因について調査。失敗事例から対策を学び、廃業前にやるべきことなどを紹介しています。
廃業にはさまざまな理由がありますが、資金面でお店を存続させることが困難になってしまうことが多いようです。
美容室は同じエリア内に同業者が多数点在しており、価格競争による売り上げの低下や家賃・人件費などの経費が売上よりも高くなり、赤字経営が続くことで資金力がない店舗は廃業に追い込まれてしまうのです。
ある程度の指名客がいるからといって、自然とお客さんが集まってくるわけではありません。毎月の運営費を踏まえ、新規客をいかに増やしていくかということが大事。
1回あたりの単価を考えて1か月あたりどれくらいの集客をすれば店舗を運営していけるのか、しっかりと見込み客も含めた集客プランを考えておく必要があります。
開業前に事業の計画を立てておくことも大切な要素のひとつ。毎月支払わなくてはいけない固定費をベースに、経営を維持していくために必要な売上を算出しなければなりません。
社会経済情勢によっても売上は変動するので、プランニングする際には少し余裕を持たせることがポイント。計画通りにいかないことを念頭においておきましょう。
スタッフの入れ替わりが頻繁にある美容室は、顧客からの信頼も得られにくくリピーターとしての来店も見込めなくなるため、売上にも影響を与えます。
また、新しい人材を募集する度に費用がかかり、店舗に慣れて即戦力として働くようになるまでには時間を要します。そのため、スタッフが長く働き続けられる職場環境を整えることや、スタッフのマネジメントはとても重要です。
開業資金から優先順位を考えて資金配分をすることがポイント。立地にこだわりすぎたり、店舗の内外装や設備に費用をかけすぎたりしてしまうと、開業後の経費の支払いや店舗の運営に必要な資金が足りなくなってしまい、自己資金に手を出してしまうこともあるかも知れません。
このような事態にならないためにも、出費の優先順位と配分を決めておきましょう。
美容師としての技術面が優れていて独立しても、店舗の運営が上手くいかないと顧客の集客もできず、自分の技術を発揮する機会も失ってしまいます。
まずオーナーとして店舗経営を行っていくためには、経営者としての知識やノウハウも身に付けておくことが大切。実際に店舗運営をしている人から話を聞いたり、経営セミナーなどに参加したりするのもおすすめです。
厚生労働省の統計調査によると、2020年度の全国にある美容室の数は257,890施設で前年（2019年度）の254,422施設よりも3,468施設増加しており、毎年多くの美容室がオープンしています。
その反面、経営不振となり廃業を余儀なくされた店舗があるのも事実。新しくできたサロンの50～60％ほどが1年以内に閉店し、3年以内になると90％の美容室が閉店してしまうと言われており、20年以上続くサロンは、全体の0.3％程度となっています。
参照元：[PDF]厚生労働省「令和２年度衛生行政報告」
（https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/20/dl/kekka3.pdf）
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美容室の集客方法の１つとして「看板」があります。看板はどこに美容室があるのか、どんな美容室なのかを道行く人、車で通行する人などに伝えるツールです。美容室の雰囲気に合わせたデザインであることはもちろん、ターゲット層を絞って掲載する内容を決め、人の目につきやすい場所に設置できる看板の種類を選びましょう。
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予約のキャンセルは美容室の売上に悪影響を与えうる問題です。主な理由として、他店に乗り換える、予約を忘れるなどが考えられます。キャンセルが多い場合は、リマインドを行う、集客方法を見直すなどの対策が必要です。ここでは、美容室の予約でキャンセルが発生しやすい理由と効果的なキャンセル対策を解説しています。
待ち時間が長いと、美容室をリピートしてもらえない恐れがあります。待ち時間は、予約のとりすぎやお客様の遅刻などで発生します。原因を理解して対策を講じておくことが大切です。ここでは、待ち時間が美容室の経営に与える影響と待ち時間が発生する主な理由、待ち時間の具体的な対策などを解説しています。
美容室の集客に役立つのが、お店のホームページです。美容ポータルサイトに登録していたとしても、それとは別に公式ホームページを開設すると良いでしょう。ポータルサイト以上に詳しい情報を掲載できますし、情報収集をしているお客様にアピールできます。ここでは美容室がホームページを作る必要性や制作時のポイント・注意点などを紹介します。
美容室でぜひとも取り入れたいのが、物販です。物販によって、客単価向上が期待できます。また、物販で販売した商品に満足してもらえた場合は再度購入する目的でまたサロンに足を運んでもらえる可能性も高いです。美容室の物販開始を検討している方のため、期待できるメリットや、美容室で物販を行う際のポイントなどを紹介します。
お客様と何を話したら良いかわからない、会話が盛り上がらないと悩んでいる美容師は多いようです。また、お客様側からしても美容師との会話を苦手としている方が多いこともあり、無言で施術を行うメニューを提供するサロンも増えてきました。ここでは、カット中に会話なしの美容室が増えている理由や、会話する際のポイント、会話のネタを紹介します。
美容業界の居抜き売却に特化しており、豊富な実績をもとにサロンの価値を適正価格で評価。大手グループの顧客基盤を利用して売却できる。
不動産会社が間に入り買い手探しから成約まで代理。物件所有者や買い手のサポートも対応してくれるので、スムーズに売却できる。
飲食店や事務所など多業種を取り扱い。異業種間の譲渡にも対応しているので幅広い業界からも買い手が見つかる。
※選出基準※
2022年8月26日時点、Googleで「サロン売却」「サロン居抜き売却」と検索して出てきたサロン売却に対応している20サイトの中から、買い手の見つかりやすさにつながる「登録会員数」の記載があるサイトは3サイトのみでした。それぞれの特徴をニーズ別に分けて紹介しています。